ランカウイ日記

いろいろありランカウイにも居を構えることになり数年。ランカウイ日記を書いていきます。

ランカウイ日記 43 ラマダン

 

マレーシアはイスラム教の国なので、ラダマン(ラマダーンとも)があります。ラマダンの間ムスリムは日の出から日没まで断食をします。ラマダンの宗教的意味合いについてはネット等でもたくさんの記載があるのでそちらにお任せし、ランカウイへの旅行者への現実的な影響について書きます。

 

まとめ

・日が出ている間マレー系の店は閉まるため選択肢の幅は狭まるが、それでも旅行者向けの店はかわらず空いているし、日中も飲食はできる。

・日没前2時間ぐらいから日没後2時間ほどタクシーがつかまりにくい

 

 

ムスリムは断食を強要されることはありませんが、ムスリムを相手とするレストラン、例えば現地のマレー人向け、あるいはアラブ人旅行者むけのアラブ料理屋などは、日没まで店が閉まっています。トリップアドバイザー等で「ローカルな味を味わうならここ!」というような記載がある店はほぼ間違いなく閉まっています。それどころか、ラマダンの間は終日閉める店も多いようです。中華料理屋や、おもにチェナンストリートの観光客向けのカフェ、ホテル内のレストランはおおむね普通どおり(夜の開店時間が遅くなるなどの変更があるかもしれません)。逆に言うと、旅行者は公共の場で飲食をおこなっても良いということです。いや、あたりまえだろ、とお思いになるかもしれませんが、サウジアラビアのような厳格なイスラム国家ではそれすら許されないそうです(実際にそうだと現地に住む人から聞きました)。マレーシアでも、例えば学校等で非ムスリムの生徒が昼食時に、ムスリムの生徒の見えない別室に移って食事をとるべきかどうか? という議論がなされることもありますが、ランカウイはツーリズムでなりたっている島なので、空いている店が少ないという点を除けば、ほぼ通常通りの生活ができます。僕自身は、朝からなにも食べていないマレー人スタッフに食事をサーブしてもらうのはやはり気がひけるので、昼は外ではあまり食事はとりませんが、サービス業についている親しいムスリムに聞くと「まぁ、仕事だし慣れてるよ」とは言ってくれます。24時間営業が売りのTamato Nasi Candarですらラマダン中は朝の6時から昼の12時まで閉店します。

 

その代わりラマダンマーケットというナイトマーケットのラマダン版が開催されます*1。空港近くとクアです。ラマダン中にしか作られない料理も買うことができ、面白いようです。

 

空いている店が少なくなること以外に、旅行者の方が困るのは、タクシー。ムスリムは日が沈むとやっと食事が出来るので、タクシーの運転手は家に帰ります。というわけで、日没から数時間はタクシーが非常につかまりにくい。上記のナイトマーケットに家族で買い出しにいく人も多いので、実際には夕方から捕まりにくくなる。それから、ラマダン中に限らず金曜日は安息日で集団礼拝が行われ、走っているタクシーが少ないのですが*2ラマダン中はこの礼拝が大がかりになるため、より少ない数になります。どうしてもこの時間帯に移動しなければならない場合は、あらかじめ手配しておきましょう。

 

2015年のラマダンは6月18〜7月16日。7月17日はラマダン明けのお祝いなので、少なくとも18~19日頃までは通常とは違う営業になります。ちなみに僕の住んでいるコンドミニアムのマネジメントオフィスは17日から20日まで休業です。

 

ラマダン中は、普段は賑わうチェナンも空いている店も少なくため人通りも少なく、閑散としています。特に今年は少ないようです。

 

お仕事等の都合でとれるランカウイ滞在がラマダン中にあたる場合は、ラマダンだからと行って滞在を諦める必要はないと思います。特に、ホテル内にレストランが併設されている一定以上のクラスのホテルに滞在し、旅行者向けのレストランで夕食をとるようなスタイルの旅行の場合ほとんど影響なく滞在を楽しめるでしょう。一方、バックパッカー向けのホテルに泊まって低予算で済まそうとする場合は、特に英語メニューもないような現地の食堂で安く食事を済ませようと考えている人の場合は、日中食事をとる場所の選択肢が減りますね*3

 

 

*1:開催時間は午後4時過ぎぐらいから日没前、だいたい7時過ぎまで。日が沈んだらすぐ食べられるように家に持ち帰るんですね。聞いたところによると、マレー系の飲食店はラマダン中、午後3時以降にしか開店してはいけないそうです。もしそれ以前に開店すると宗教警察につかまるのだとか。どのみち日没前だから食べられないのに3時に店を開けるのが許されるのは、ラマダン中は持ち帰りの客が大半となるから。3時から調理を初めて、4時頃から商品を並べるわけですね(惣菜屋のイメージ)。それで家に持って帰って、日が沈んでから食べる

*2:とはいえ観光地なので、大半のレストランやタクシーは通常通りです

*3:チェナンのオーキッドリアの近くのレインボーロッヂがある当たりのエリアにあるバックパッカー向けのカフェはけっこう空いています。僕はそのエリアにあるKasbahが好きでよく行くのですが、原則通常通りやっているとのこと。その周辺にあるカフェもけっこう開いているようでした。