ランカウイ日記―ランカウイのブログ

いろいろありランカウイにも居を構えることになり数年。ランカウイに関するブログを書いていきます。

ランカウイ日記 153 自転車でチェナンを走ってみた

 

 

 

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多くのホテルで自転車を貸し出しています。例えばカーサデルマールでは、一応サスペンションのついたディスクブレーキのマウンテンバイクを貸し出しています。

 

実際に私は、チェナンやパンタイテンガーあたりを乗り回してみました。結論から言うと、良い点もあったけれど、あまりおすすめしません。

 

良い点は「あ、こんなところに見たことのない南国のお花が」という、車では決して目にとめることのないものに気がつくことです。自転車を止め、花に近づけば、甘い香りがある。頬を、潮の香りを孕んだんだ風が、優しくなでる。レストランの横を走ると、食事が香る。人々の生活、そして、息吹がある。

 

しかし現実は、厳しい。食事も香るが、ドブも匂う。蚊なのか小バエなのかなんなのか、全力で体当たりをしてくる。耳に目に口に遠慮なく飛び込んでくる。前見て飛べよ。日差しも容赦なく照りつける。道路には、唐突な陥没、あからさまな断絶がある。

 

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(最近出来たパンタイチェナン看板。ランカウイにしては手が込んでいる。意外に悪くない。インスタに良いだろう。話は変わるんだけど、神戸にBe KOBEという、似たような看板がある。なんなのだこのBeは。KOBEにはなれないだろ、へんな英語だなぁとみるたびに思う)

 

 2日間乗り回しましたが、気温という点からの自転車にふさわしい時間は、早朝、あるいは、日差しが和らぎ気温が下がる、日の入り前の1時間ぐらいの限られた時間。曇りなら日が落ちるまで(ただし雨の可能性という恐怖と隣り合わせ)。日没後は涼しくていいんだけど、街灯が少なく、少なくともカーサデルマールの貸してくれる自転車は反射板もなくライトもなく、貸し出しのヘルメットもないので、危険。実際、ホテルから借りる際に「6時までに返却のこと」という規約にサインをさせられます。

 

しかもチェナンは、一方通行なので、パンタイテンガーから帰ってくる際は、もし車道を走るなら逆方向に走ることになります。これが、マレーシアの交通法規に反するのかどうか不明ですが、バイクがビュンビュン通るのもあり、実際問題として危険。歩道を走るにしても、唐突な陥没が多く、夕方以降は歩行者も多く、危険。

 

今回の一連のブログの更新で使った写真の何枚かは自転車でなければいけないところで撮ったもので、その意味では有意義だったんだけど、僕は、旅行者の方より土地勘があるからできることで、おすすめできるかというと、うーん。日本でも日常的にマウンテンバイクを乗っている人ならいいかな。