ランカウイ日記―ランカウイのブログ

いろいろありランカウイにも居を構えることになり数年。ランカウイに関するブログを書いていきます。

ランカウイ日記 62 GSTとチップ (2019年6月更新)

 

GSTという日本の消費税にあたる税が2015年の4月から導入されています。課税区分がありますがほとんどのものは原則6パーセントです。ランカウイは免税の島なので支払う必要がないことが多いのですが、ランカウイ外から提供されているサービスをランカウイで購入する場合―具体的に言うと携帯電話の代金など―はGSTを払わなくてはいけません。例えばSIMカードにRM50をチャージする場合、RM50×1.06でRM53支払うことになります。ただ、来年からは、そもそもプリペイドの携帯通話料金にGSTがかからなくなるようです(2019年現在不要です)*1。この他にランカウイで旅行者のかたがGSTを課税される場面は少ないと思います。飛行機代金をランカウイで支払った場合も課税対象ですが、すでにお支払いでしょうし。

 

税金ではないですが、煩わしいのがレストラン等で伝票にちゃっかり乗ってくる10%のサービスチャージ。このサービスで10%かよ、と言うお店も多いので・・・。サービス料で思い出した、チップをどうするか。ガイドブック等にあるように原則チップ不要の国なので必要はありません。ただ、特に高級ホテルの場合、チップに慣れている国からくる旅行者は渡す人も多いのは確か。僕もある程度以上のホテルに泊まる場合は原則、チップが必要な国で滞在するのと同じように渡しています。チップは基本的には個人的な謝意のしるしだと思いますし、こういう場合にはいくらぐらいを渡していますというのは書きませんが*2、僕は大体3倍計算で価値を判断しています。例えば、RM5を渡すとすると、現在のレートで日本円にすると150円ほど、これは僕らにとっては、かける3をして450円ぐらいをわたす感覚だという風に。RM5~8あれば現地の普通の昼食が食べられるのでだいたい感覚としては間違っていないかなと思います。ちなみに、レストランのホール・キッチンスタッフ募集の公告を見ると月給RM1,000~1,500というのが相場のようです。ホテルのレストランだと少し変わってきますが。マネージャークラスになるとRM3,500~5,000も普通です。

 

 

*1:セルコム公式webより:

With reference to the Prime Minister's announcement during the Budget 2016 presentation on 23 October 2015, Celcom supports the Government's decision to provide rebate for GST on prepaid services. Celcom will work closely with relevant authorities to ensure implementation of the new directive from 1 January to 31 December 2016. From now until 31 December 2015, current 6% GST on reload value remains.

*2:やっぱり、ホテル業界に知りあいがけっこういるので、ちょっとだけ書きます。ハウスキーピングの人によると、1リンギット紙幣がぱらぱらベッドの脇に置かれていることが多いとのことです。コンシェルジュになると、内容によってRM5~10ぐらいが中心額だそう。ただ、まったくないことも多いとのこと。レストランのスタッフはチップをあまり期待していないようです。また、タクシーもチップを払う人は多くないようです。というわけで、チップは渡さなくてもいいが、渡していけないわけでなく、気持ちの良いサービスを受けたなら払うのもよいのではないか、とこちらに旅行にくる人に僕は言っています。